共通テスト古文 対策講座
第7講
接続助詞
「ば・と・とも・ど・ども」
順接/逆接・確定/仮定 ── 4分類で全把握
福岡先生
15分で得点源に変える
今日のゴール
Goals of this lecture
01
接続助詞を4象限で分類
順接/逆接 × 確定/仮定 のマトリクスで整理
02
未然形+ば / 已然形+ば を判別
「ば」の意味は前の活用形で決まる
03
訳し方を文脈に合わせる
「〜ので」「〜たところ」「〜のに」を使い分ける
結 論
接続助詞は活用形で意味が決まる
「ば」
未然形 vs 已然形
未然形+ば=仮定 / 已然形+ば=確定
訳:もし〜なら / 〜ので・〜と
「ど・ども」「とも」
逆接
ど・ども=確定逆接 / とも=仮定逆接
訳:〜のに / たとえ〜ても
「ば」の4用法 ── 已然形接続のとき
確定条件の3つの意味を文脈で判別
順接の原因
「〜ので」「〜から」── 因果関係を示す
順接の偶然条件
「〜したところ」── 動作の結果として何かが起こった
順接の恒常条件
「〜するときはいつも」── 一般的な真理・習慣
例 文
雨降らば、出でじ。
【訳】 もし雨が降ったら、外出すまい。── 未然形「降ら」+ば=仮定
使い方の核心
- 未然形+ば=仮定条件「もし〜なら」
- 現代語の「〜ば」と同じ意味
- 訳の選択肢を見て「もし」が入っていればこのパターン
例 文
風吹けば、波たつ。
【訳】 風が吹くと、波がたつ。── 已然形「吹け」+ば=確定
使い方の核心
- 已然形+ば=確定条件
- 「〜ので」(原因) /「〜たところ」(偶然) /「〜すると」(恒常)
- 文脈で3つの意味から選ぶ ── 共通テストの頻出問題
例 文
雨降れども、出でぬ。
【訳】 雨が降るけれども、外出しない。── 已然形「降れ」+ども
使い方の核心
- 已然形+ど・ども=確定の逆接「〜のに」「〜けれども」
- 現実の事柄に対する逆接
- 「ど」と「ども」は同じ意味 ── 「ども」の方が強い
「とも」── 仮定逆接
終止形(形容詞・形容動詞は連用形)+とも
意味
「たとえ〜ても」── 仮定の事柄に対する逆接
接続
動詞・助動詞の終止形 / 形容詞・形容動詞の連用形
例
「雨降るとも、行かむ」── たとえ雨が降っても、行こう
順接 / 逆接 × 確定 / 仮定 で4つに分類できる
この表を頭に入れれば、訳の選択肢で迷わない
4分類マトリクス
問 「雨降りければ、出でずなりにけり」の傍線部「降りければ」の解釈として最も適当なものを選べ。
①もし雨が降ったら
②雨が降ったので◀ 正解
③雨が降っているのに
④たとえ雨が降っても
「降りけれ」は已然形(けりの已然形)+ば=確定の順接「〜ので」。「もし〜なら」は未然形+ば。
✓
已然形+ど・ども の意味は?
確定逆接「〜のに」
✓
終止形+とも の意味は?
仮定逆接「たとえ〜ても」
✓
「風吹けば、波たつ」の訳は?
風が吹くと波がたつ
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第8講
敬語① ── 尊敬語と謙譲語
見分け方と訳し方
予 習 の す す め
「給ふ」「奉る」「申す」などの基本敬語の意味を確認しておきましょう。