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共通テスト古文 対策講座
第14講
副詞の呼応
陳述の副詞
「な〜そ」「え〜ず」── 反射で訳す
福岡先生
15分で得点源に変える
今日のゴール
Goals of this lecture
01
副詞と特定語の組み合わせを暗記
10種類の呼応を音と意味で記憶
02
禁止・不可能・打消を反射で訳す
副詞+補助語で意味が固定される
03
選択肢問題で確実に得点
副詞の呼応は出題されたら100%取れる単元
結 論
副詞は「特定の語」と必ずセットで現れる
禁止・不可能
な〜そ / え〜ず
「な+動詞連用形+そ」=禁止 / 「え+打消」=不可能
訳:〜するな / 〜できない
推量・打消推量
よも〜じ / さらに〜ず
「よも〜じ」=まさか〜まい / 「さらに〜ず」=全然〜ない
訳:否定の強調
禁止・不可能 ── 最頻出ペア
意味と訳を音で暗記
な〜そ
禁止「〜するな・〜してはならない」── 例:「な行きそ」=行くな
え〜ず
不可能「〜できない」── 例:「え言はず」=言うことができない
覚え方
「な〜そ」=やめさせる / 「え〜ず」=能力的に不可
使い方の核心 ①
「な〜そ」── 禁止
例 文
な泣きそ。我もまた泣かむ。
【訳】 泣くな。私もまた泣こうから。── 「な+動詞連用形+そ」で禁止
使い方の核心
動詞は連用形(「泣き」)を間に挟む
「な」と「そ」が離れて出現 ── 文末までチェック
現代語の「〜するな」と意味は同じ
使い方の核心 ②
「え〜ず」── 不可能
例 文
え見ず。
【訳】 見ることができない。── 「え+動詞+打消」で不可能
使い方の核心
「え」は副詞、後ろに必ず打消「ず」「じ」「まじ」が呼応
「え+動詞+ず」=能力的に〜できない
「〜ない」(単純打消)と区別 ── 「え」があれば不可能
打消の強調 ── 5つの呼応
副詞+打消で意味が決まる
つゆ〜打消
「少しも〜ない」── 「つゆ知らず」=全く知らない
さらに〜打消
「全く〜ない」── 「さらに見えず」=全然見えない
をさをさ〜打消
「ほとんど〜ない」── 数量・程度の否定
つやつや〜打消
「少しも〜ない」── 「つゆ」と同義の強調
よも〜じ
「まさか〜まい」── 強い打消推量
仮定・願望 ── 3つの呼応
条件文と願望表現で頻出
副詞と接続助詞・助動詞のペアで、文の意味が決定する
覚え方:副詞を見たら文末をチェック
頻出の3呼応
1
もし〜ば
仮定「もし〜なら」
2
いかで〜む / ばや
願望「なんとかして〜したい」
3
あはれ〜哉
感嘆「ああ〜だなあ」
疑問・反語 ── 3つの呼応
疑問詞+助動詞のペア
など〜らむ・けむ
疑問「どうして〜なのだろう」
いかでか〜む
反語「どうして〜できようか、いや〜ない」
やは・かは〜む
強い反語「〜だろうか、いや〜ない」
整理 ── 副詞の呼応マスター表
10語を音で覚える
「な〜そ / え〜ず」が最頻出。その他8語も押さえれば完璧
副詞単独では訳せない ── 必ず文末の補助語とセットで意味が決まる
3カテゴリで覚える
1
禁止・不可能
な〜そ / え〜ず
2
打消強調
つゆ・さらに・をさをさ + 打消
3
疑問・反語
など / いかでか / やは・かは
実戦演習
共通テスト形式で確認
問 「え答へず」の解釈として最も適当なものを選べ。
①
答えなかった。
②
答えることができなかった。
◀ 正解
③
答えてはならなかった。
④
答えようとしなかった。
「え〜ず」=不可能の呼応「〜できない」。単純な打消「〜ない」と区別する ── 共通テスト頻出の罠。
本日のチェックリスト
反射で答えられたら習得完了
✓
「な〜そ」の意味は?
禁止「〜するな」
✓
「え〜ず」の意味は?
不可能「〜できない」
✓
「つゆ〜打消」は?
「少しも〜ない」
✓
「よも〜じ」は?
「まさか〜まい」
✓
「いかでか〜む」は?
反語「〜できようか」
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第15講
古文単語の核心100語
意味の重ね合わせを警戒する
予 習 の す す め
古今で意味が違う「あさまし」「うつくし」「ありがたし」などを予習しておくと、最終講が映えます。
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